今回は全部筆で塗ります。トップコートも行いません。
というのも今回、エアホースが劣化してちぎれちゃったんで
エアブラシが使えなかったのです。
せっかくなのでメカ絵塗るときの要領で塗ってみようと思います。

最初にダークグレーでごしゃごしゃと影を描いていきます。
塗料皿に複数の階調のグレーを入れておいて混ぜながら塗るとよいですね。
アップ。かなり薄めて塗ってますのでデロデロに混じってます。これ使ってマーブリング風に
塗ってみるのも面白いかもしれませんね。
そんな調子でいつの間にか全部塗れているという寸法。上面は空の青の映り込み感を狙ってドイツ機色のRLM76あたりをかなり多めに使って塗ってますが、この時一定に塗っちゃわないのがポイント。写真だとかなり白いので青も残しつつ白っぽく。
下塗り工程で作ったムラを残したり、さらに違うグレーをパネルごとに(きっちりでなくだいたい)置いたり。ハセガワ様の小池先生の箱絵あたりを見ながら塗るのもよいかも。機体末端部の焼けたパネルの部分には暖色系のグレーなんかも置いていきます。この上からシルバーをドライブラシ気味に塗ると写真に撮った時いい塩梅の焼け加減に。
デカールを貼ってからアクリルのクリアを直接筆塗りして保護します。
グレー部、結構筆目が残ってるのがおわかり頂けますでしょうか。
ファレホのウォッシュ塗料で薄くウォッシングし、
シタデルの赤茶系のウォッシュでパネルラインをなぞって(一部は描いて)できあがり。
ファレホウォッシュは乾燥するとマットになるので、下地の光沢面がところどころ出てきて
全体的にガサガサに見えても角度によって光ったりするようになります。
エナメルでもできるとは思いますがその場合デカール保護はラッカーのほうがよいかも。
とりあえず現用機も筆で塗ってみると面白いですよ、ってことで。